災害別

被災者生活再建支援金はいくら?被害程度と再建方法で決まる金額の仕組み

根拠: 内閣府「被災者生活再建支援制度の概要」(2026年8月18日確認) ほか1件(記事末に一覧)

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支援金は「2階建て」で決まる

被災者生活再建支援金は、ひとつの金額が決まっているわけではありません。住宅の被害程度で決まる基礎支援金と、住宅をどう再建するかで決まる加算支援金の合計です。1

金額の一覧は次のとおりです。

住宅の被害程度基礎支援金再建方法加算支援金
全壊(損害割合50%以上)/解体/長期避難100万円建設・購入200万円300万円
同上100万円補修100万円200万円
同上100万円賃借(公営住宅を除く)50万円150万円
大規模半壊(損害割合40%台)50万円建設・購入200万円250万円
同上50万円補修100万円150万円
同上50万円賃借(公営住宅を除く)50万円100万円
中規模半壊(損害割合30%台)なし建設・購入100万円100万円
同上なし補修50万円50万円
同上なし賃借(公営住宅を除く)25万円25万円

出典: 内閣府「被災者生活再建支援制度の概要」(同上)

中規模半壊には基礎支援金の欄がなく、加算支援金だけになります。被害程度が1段階変わると、受け取れる額がまとまって変わる構造です。

1人世帯は4分の3になる

世帯人数によって額が変わる点は、表を読むときに見落としやすいところです。

たとえば全壊で建設・購入なら、複数人世帯の計300万円に対して1人世帯は225万円という計算になります。

対象になる世帯・ならない世帯

支給の対象は5つの類型に整理されています。

一方、対象外がはっきり書かれているのは次の点です。2

また、災害そのものにも適用条件があります。

つまり、自宅が全壊しても、その市町村で制度が適用されていなければこの支援金は動きません。自分の被害と、地域全体の被害の両方で決まる制度だと理解しておくと、被災後の情報収集で迷いにくくなります。

使いみちは指定されない

支援金は使途の縛りがない現金給付です。

住宅の再建方法によって加算支援金の額は変わりますが、受け取ったお金を何に充てるかは自由という整理です。

申請の期限が2つある

見落とすと取り返しがつかないのが期限です。基礎支援金と加算支援金で別々に設定されています。

区分申請期間
基礎支援金災害発生日から13月以内
加算支援金災害発生日から37月以内

同時に出す必要はありません。

住宅をどう再建するかは、被災直後にすぐ決まるものではありません。先に基礎支援金だけ申請しておくという順番が制度上想定されています。

申請に必要なもの

添付書面として挙げられているのは次のとおりです。

起点になるのは罹災証明書です。被害程度の区分がそのまま金額に響くため、片付けを始める前の記録が効いてきます。申請の流れは罹災証明書の申請手順にまとめました。

まとめ

住宅の被害が半壊・準半壊にとどまり支援金の対象から外れた場合は住宅の応急修理制度、当面の資金を借りる制度は災害援護資金の条件、家族が亡くなった場合は災害弔慰金とはで扱っています。保険との関係は地震保険は必要かもあわせてどうぞ。

出典と根拠

本文の番号に対応する出典と、判断の根拠にした原文の引用です。確認日は当サイトが原文を照合した日です。

  1. 内閣府「被災者生活再建支援制度の概要」2026年8月18日確認

    自然災害によりその生活基盤に著しい被害を受けた者に対し、都道府県が相互扶助の観点から拠出した基金を活用して被災者生活再建支援金を支給することにより、その生活の再建を支援し、もって住民の生活の安定と被災地の速やかな復興に資することを目的とする
    ↩ 本文へ
  2. 内閣府「被災者支援に関する各種制度の概要」2026年8月18日確認

    被災時に現に居住していた世帯が対象となりますので、空き家、別荘、他人に貸している物件などは対象になりません
    ↩ 本文へ