住まいの安全

台風の前に網戸は外すべきか|風速の目安と外さない場合の判断

根拠: 気象庁「風の強さと吹き方(表)」(2026年8月19日確認) ほか1件(記事末に一覧)

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台風の前に網戸を外すかどうかは、住まいの形と、来る風の強さで変わります。外した網戸の置き場所がないまま外して、玄関先で転がしてしまうと本末転倒です。判断の材料になる風速の目安から見ていきます。

風速ごとに何が起きるかを先に見る

気象庁が、平均風速ごとの目安を表にまとめています。1

これは平均風速15メートル以上20メートル未満の「強い風」の欄に書かれている内容です。同じ欄には次も並びます。23

さらに上の帯になると、飛ぶ側の話になります。45

網戸はトタン板より軽く、面積があってレールに乗っているだけです。看板やトタン板が外れ始める帯に入るなら、網戸も動く側だと考えるのが自然な読み方になります。

予報の風速はそのまま来ない

もうひとつ、表の注記に大事な断りがあります。67

予報で見る平均風速と、実際に網戸を押す一瞬の風は別物ということです。判断は瞬間風速の側で組み立てます。8

同じ風速でも、ビルの谷間や高層階のベランダでは吹き方が変わります。同じ市内でも家ごとに答えが違うのはこのためです。

外すか外さないかの整理

状況判断
網戸のレールが浅い、以前ガタついたことがある外して屋内に入れる
高層階のベランダ、風が抜ける立地外して屋内に入れる
外しても置く場所が屋外にしかない外さずに固定側で対処する
一人では外せない大きさ・高さ無理をせず固定側で対処する

外した網戸をベランダに立てかけて置くと、網戸そのものが飛来物になります。屋内に入れられないなら、外さないほうが安全側に寄ります。

外さない場合にやること

気象庁が備えとして挙げているのは、施錠と補強、そして飛ぶものの片づけです。910

網戸を残す場合は、戸車がレールから浮かないよう戸を端まで寄せてクレセント錠をかけ、動く余地を減らします。ベランダ側の片づけはベランダの台風対策、室外機はエアコン室外機の固定にまとめました。

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こんな人に台風前に窓が心配

選ぶ理由飛散防止フィルムの代替にはならない前提で紹介

なお、テープを窓に貼る目的はガラスが割れたときの飛散を抑えることで、割れ自体を止めるものではありません。考え方は窓ガラスの飛散防止フィルムに整理しています。

外すなら「前日の明るいうち」

外す作業は、風が出てからでは危険側になります。11

ベランダで網戸を持って移動する作業は、風を受ける面積が一気に増えます。当日にやることではありません。前日までの段取りは台風の前日にやることリストにまとめました。

外した網戸は、玄関や廊下など人の動線から外れた場所に、倒れない向きで置きます。夜間に停電すると、置いた網戸につまずく事故が起きます。

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こんな人に充電式は残量が不安

選ぶ理由乾電池のみで動く割り切り設計

停電時の明かりの置き方は防災用ランタンとライト、台風全体の備えは台風の備えリストを参照してください。

割れてしまった場合

万一ガラスが割れたら、片づけより先に人の動線を止めます。手順は窓ガラスが割れたときの応急処置にまとめました。

まとめ

出典と根拠

本文の番号に対応する出典と、判断の根拠にした原文の引用です。確認日は当サイトが原文を照合した日です。

  1. 気象庁「風の強さと吹き方(表)」2026年8月19日確認

    雨戸やシャッターが揺れる。
    ↩ 本文へ
  2. 気象庁「風の強さと吹き方(表)」2026年8月19日確認

    看板やトタン板が外れ始める。
    ↩ 本文へ
  3. 気象庁「風の強さと吹き方(表)」2026年8月19日確認

    屋根瓦・屋根葺材がはがれるものがある。
    ↩ 本文へ
  4. 気象庁「風の強さと吹き方(表)」2026年8月19日確認

    屋根瓦・屋根葺材が飛散するものがある。
    ↩ 本文へ
  5. 気象庁「風の強さと吹き方(表)」2026年8月19日確認

    飛来物によって負傷するおそれがある。
    ↩ 本文へ
  6. 気象庁「風の強さと吹き方(表)」2026年8月19日確認

    風の吹き方は絶えず強弱の変動があり、瞬間風速は平均風速の1.5倍程度になることが多いですが、大気の状態が不安定な場合等は3倍以上になることがあります。
    ↩ 本文へ
  7. 気象庁「風の強さと吹き方(表)」2026年8月19日確認

    平均風速は10分間の平均、瞬間風速は3秒間の平均です。
    ↩ 本文へ
  8. 気象庁「風の強さと吹き方(表)」2026年8月19日確認

    風速が同じであっても、対象となる建物、構造物の状態や風の吹き方によって被害が異なる場合があります。
    ↩ 本文へ
  9. 気象庁「自分で行う災害への備え」2026年9月1日確認

    窓や雨戸はしっかりとカギをかけ、必要に応じて補強する。
    ↩ 本文へ
  10. 気象庁「自分で行う災害への備え」2026年9月1日確認

    風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定したり、家の中へ格納する。
    ↩ 本文へ
  11. 気象庁「風の強さと吹き方(表)」2026年8月19日確認

    風に向かって歩けなくなり、転倒する人も出る。
    ↩ 本文へ