備蓄量・管理

備蓄リスト2人分|夫婦・二人暮らしでそろえる量の早見表

根拠: 内閣府「自然災害への備えは万全ですか?チェックしてみよう!」(2026年7月24日確認) ほか10件(記事末に一覧)

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2人分は「4人家族の半分」ではない

備蓄の情報は4人家族を基準にしたものが多く、2人暮らしだと単純に半分にしがちです。ところが水や食料は人数に比例する一方、カセットこんろ・ラジオ・ランタンのように世帯で1つあればよいものがあります。半分にすると、この部分が足りなくなります。

先に数量を確定させてしまいましょう。

2人分の早見表

分野3日分7日分根拠
飲料水18リットル42リットル1人1日3リットル
食料18食42食大人1人3日で9食
携帯・簡易トイレ30回分70回分1人1日5回
カセットボンベ4本程度12本1人1週間で約6本
トイレットペーパー8ロール程度1人1週間で1ロール

水:1人1日3リットル

内閣府「自然災害への備えは万全ですか?チェックしてみよう!」(「飲料水は一人1日3リットルを目安に、最低3日分、できれば1週間分を備蓄する」)としています。2人×3リットル×7日で42リットル。2リットルのペットボトルなら21本です。

この量は飲用と調理の分だけで、農林水産省「大事な水、どうやって備えますか?」(「湯せん、食品や食器を洗ったりする水は別途必要です」)としています。生活用水は別に確保が要ります。詳しくは備蓄の水は何リットル必要かを参照してください。

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長期保存水 2リットル×6本

こんな人に水道水のくみ置きだけでは日数が足りない

選ぶ理由5年保存で入れ替えの手間が少ない。くみ置き(3日)の先を受け持つ長期保存水

食料:1人3日で9食

農林水産省「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」(「大人1人あたり、3日分であれば9食、1週間分であれば21食を確保することが例として示されている」)としています。2人なら3日で18食、7日で42食。

日数の考え方は農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1) なぜ家庭備蓄が必要なのか」(「最低3日分〜1週間分×人数分の食品の家庭備蓄が望ましいといわれています」)としています。回し方はローリングストックのやり方にまとめました。

トイレ:1人1日5回

見落とされやすいのがここです。内閣府(防災担当)「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン(令和6年12月改定)」(「トイレの平均的な使用回数は1日5回」)としています。最低ラインは東京都「もしもの時に困らないトイレの備蓄」(「1日5個×3日分×家族の人数=最低限の備蓄目安」)で、2人なら30回分。7日分に伸ばすなら70回分です。

経済産業省「トイレ備蓄 忘れていませんか」(「1人あたり35回分(7日分)の災害時トイレの備蓄が必要です」)としており、2人で70回分という数字はここからも出ます。

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こんな人に回数分を買ったが、点検と入れ替えの手間を減らしたい

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必要数の計算は簡易トイレは何回分必要かで詳しく扱っています。

トイレットペーパーも別枠です。経済産業省(METI Journal ONLINE)「9月1日は防災の日 トイレットペーパーを備蓄しましょう!」(「一般的な市販品でいうと、一週間で1人1ロールを消費しています。4人家族では、約16ロールあれば一ヶ月は安心です」)としています。2人なら1か月で8ロール程度。同記事は経済産業省(「備蓄の量は約1ヶ月分が目安です」)としています。ロール数の詳細はトイレットペーパーは何ロール備蓄すべきかにまとめました。

熱源:世帯で1台、ボンベは人数分

こんろは2人で1台あれば足りますが、ボンベは消費量で決まります。農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(7) 熱源を確保しよう」(「1人/1週間当たり、カセットボンベ約6本の備蓄が必要となります。注)使用期限にご注意(ボンベ:約7年、コンロ:約10年)」)としています。2人で7日分なら12本です。

期限があるため、置きっぱなしにはできません。東京都「「日常備蓄」で災害に備えよう」(「ボンベは多めに用意しましょう。使用期限は6〜7年なので、少し多めに買いそろえ、使いながら買い足す、日常備蓄(ローリングストック)の一環として備えておきましょう」)としています。

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こんな人に停電時に調理できない

選ぶ理由純正ボンベのまとめ買いで備蓄本数を満たす

照明:人数分要るものと、世帯で足りるもの

照明は役割で分かれます。東京都「「日常備蓄」で災害に備えよう」(「両手が空くヘッドライトは、料理や物を運ぶなど作業をする時に有効な照明です。家族各々が外出する時にも使うので、家族の人数分を用意しましょう」)としています。ランタンについては同資料で東京都(「向けた方向しか照らせず片手が塞がってしまう懐中電灯と比べ、部屋全体を明るくできるため室内照明として有用です。家族が同時に使うリビングやキッチン、トイレに1個ずつ用意しましょう」)としています。

つまり2人暮らしなら、ヘッドライト2個+ランタンは部屋数分が目安になります。

置き場所は分けて持つ

42リットルの水と42食を1か所に積むと、その一角が使えなくなります。農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(9) 分散収納」(「キッチン、押し入れ、リビング、寝室のクローゼットなど、家の中にあるいろいろな隙間スペースを見つけて、分散収納しましょう」)としています。具体例は備蓄の分散収納の場所を参照してください。

セットから始めて不足を足す

一から集めるのが負担なら、2人用のセットを土台にする方法があります。セットは持ち出し袋としての完成度が高い一方、在宅避難で必要な水・トイレの本数は足りないのが普通です。セット+水+トイレの3点で考えてください。

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セットの中身の比べ方は防災セットのおすすめ比較にまとめています。人数が増えた場合は3人家族の防災リスト4人家族の防災セットを参照してください。

そろえる順番

  1. (2人7日で42リットル)
  2. トイレ(2人7日で70回分)
  3. 食料(2人7日で42食)
  4. 熱源(こんろ1台+ボンベ12本)
  5. 照明(ヘッドライト2個+部屋数分のランタン)

水とトイレが先です。食料は数日抜いても致命傷になりにくい一方、この2つは代替が効きません。

まとめ