備蓄量・管理

水の備蓄は何リットル必要?置き場所の作り方と入れ替えのやり方

根拠: 農林水産省「大事な水、どうやって備えますか?」(2026年8月6日確認) ほか4件(記事末に一覧)

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「3リットル×3日」の先で必ずつまずく

水の備蓄量は「1人1日3リットル」という数字が有名です。ただ実際に買ってみると、置き場所がない・期限管理ができないという別の問題にぶつかります。この記事は、量の計算から置き場所・入れ替えまでを一続きで整理します。

結論:必要量の計算式

1人1日3リットル × 家族人数 × 日数(最低3日、できれば7日)

家族人数3日分7日分2Lボトル換算(7日分)
1人9L21L約11本
2人18L42L約21本
4人36L84L約42本

出典:

重要なのは、この3リットルが飲用と調理のみの数字だという点です。農林水産省は「湯せん、食品や食器を洗ったりする水は別途必要です」と明記しています。トイレや洗い物に使う生活用水は、この計算の外にあります。

上の表にない人数構成の場合は、計算ツールで水・トイレ・非常食をまとめて出せます。

備蓄量計算ツールで自分の必要量を出す

置き場所は1か所にしない

大人2人の1週間分だと2L×6本入りで4箱になります。これを1か所にまとめるのは、多くの家庭で無理があります。

実践しやすい置き方は次の3つです。

  1. ベッド下・ソファ下: 2Lボトルの箱が入る高さがあることが多い。ボトルのサイズを2Lで統一するか500mlを混ぜるかは備蓄水は500mlと2L、どちらを買うかで整理しています
  2. クローゼットの最下段: 重いので下に置くと出し入れが安全
  3. キッチンのシンク下: 日常的に使う分をここに置くと入れ替えが回る

狭い部屋での分け方は賃貸・一人暮らしの防災グッズ置き場所で具体的に解説しています。

入れ替えの3パターン

1. 通常のミネラルウォーターで回す(ローリングストック)

普段飲む水を少し多めに買い、古いものから消費して買い足す方法です。農林水産省はこれを「普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法」と定義しています(食品ストックガイド(2))。

2. 長期保存水を置きっぱなしにする

5年・10年保存タイプを買い、期限をカレンダーに入れておく方法です。入れ替えの手間は減りますが、期限を忘れると全量が無駄になります。購入時にスマホのリマインダーへ登録しておくのが確実です。うっかり期限を過ぎた分をどう扱うかは保存水の賞味期限切れで、期限表示の意味から解説しています。

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保存水 5年 2L×6本(ベッド下収納向き)

こんな人に水道水のくみ置きだけでは日数が足りない

選ぶ理由5年保存で入れ替えの手間が少ない。くみ置き(3日)の先を受け持つ長期保存水

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10年保存水 1.8L×12本(2ケース)

こんな人に保存水の入れ替えが面倒

選ぶ理由10年保存で管理頻度を下げる

3. 水道水を汲み置きする

台風接近前など、直前の上積みとして使える方法です。ただし保存期間は短く、東京都水道局は汲み置き水道水の目安を常温で3日程度、冷蔵庫で10日程度としています。また「浄水器を通したり、沸かしたりすると、消毒用の塩素が除去されてしまいます」とあるため、そのままの水道水を清潔な容器に口元まで入れるのが基本です。期限が過ぎたらトイレなどの生活用水に回します。容器の選び方と保存できる日数の詳細は水道水の備蓄・汲み置きのやり方にまとめています。

給水を受け取る側の準備も要る

備蓄が尽きた後は給水所に取りに行くことになります。このとき容器がないと運べません。折りたたみ式の給水タンクなら、平時は畳んでおけるので場所を取りません。ただし20Lは満水で20kgになるため、運搬距離を考えて10L前後を複数持つほうが現実的な場合もあります。容量とコックの選び方は折りたたみ給水タンクの選び方、給水所へ行く前の準備は災害時給水ステーションに行く前にを参照してください。

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給水タンク 20L(折りたたみ・コック付き)

こんな人に給水車まで水を運べない

選ぶ理由折りたたみで平時は場所を取らない

まとめ

全体の優先順位は防災グッズで本当に必要なものリストで確認できます。

二人暮らしの数量を水以外もまとめて確定させたい場合は備蓄リスト2人分の早見表を参照してください。