家族構成別

赤ちゃんの防災グッズリスト|ミルク・おむつは最低3日分、月齢別の決め方

根拠: 内閣府「自然災害への備えは万全ですか?チェックしてみよう!」(2026年7月24日確認) ほか4件(記事末に一覧)

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赤ちゃんの備えは「大人の備え+α」では足りない

一般的な防災リストは大人を前提に作られているため、赤ちゃんがいる家庭ではそのまま使えません。ミルク・おむつ・衛生用品は代わりがきかず、支援物資が届くまでの数日を自力でつなぐ必要があるカテゴリです。

しかも必要量は月齢で変わり、成長に合わせて中身を入れ替える前提になります。この記事では、量の決め方と入れ替えの仕組みまで含めて整理します。

備蓄の基本日数は大人と同じ「最低3日・できれば1週間」

赤ちゃん用品も、備える日数の考え方は家庭備蓄の基本と同じです。

赤ちゃん用品に「1日◯個」という公的な数値目安は示されていないため、普段の使用ペースを数えて日数を掛けるのが最も確実な方法です。

赤ちゃん用品以外の水・食料・簡易トイレなど家族全体の必要量は、人数を入れると計算ツールでまとめて出せます。

備蓄量計算ツールで自分の必要量を出す

量の決め方:普段の使用数から逆算する

品目数え方1週間分の目安
おむつ1日の使用枚数 × 7新生児期なら1日10枚前後で70枚程度
おしりふき1日の使用回数 × 7未開封パックで2〜3個
ミルク1日の授乳回数 × 7回数分の液体ミルクまたは粉ミルク

まず1日だけ、おむつを何枚使ったか数えてみてください。そこに7を掛けた数が、あなたの家庭の1週間分です。おむつはワンサイズ上も少し混ぜておくと、備蓄している間にサイズアウトしても無駄になりません。

おむつだけを詳しく決めたいときは、交換回数から枚数を出す式とサイズアップ前提の回し方をおむつは何枚備蓄するにまとめています。

液体ミルクを備える理由と注意点

断水・停電時にいちばん困るのが調乳です。粉ミルクは「お湯を沸かす・適温まで冷ます・哺乳瓶を洗って消毒する」という工程が必要で、水と熱源の両方が使えないと成立しません。

液体ミルクはこの工程を省けるため、備蓄向きとされています。何本を用意するかの数え方や紙パック・缶の使い分けは乳児用液体ミルクの備蓄で詳しく扱っています。消費者庁の資料では次のように整理されています。

出典: 消費者庁「乳児用液体ミルクってなに?」(特別用途食品制度)

東京都も、大規模災害ではライフラインの復旧に1週間以上かかるおそれがあるとして、普段粉ミルクを使っている家庭にとって液体ミルクが有用だと案内しています。

出典: 東京都福祉局「災害時に備えて 知っていますか?乳児用液体ミルク」

注意したいのは保存期間の短さです。紙パック約6か月・缶約1年は、5年保存の非常食とはまったく管理の仕方が違います。買い置きして忘れるのではなく、普段の外出用に使いながら買い足すローリングストックが現実的です。

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液体ミルク アイクレオ 赤ちゃんミルク 125ml 72本セット(常温保存)

こんな人に断水中の調乳ができない

選ぶ理由液体ミルクでお湯と水を不要にする

哺乳瓶を洗えない問題への備え

液体ミルクを用意しても、注ぐ容器がなければ飲ませられません。断水中は哺乳瓶を洗浄・消毒できないため、使い捨てタイプを併せて備えておくと、この一手間で詰まらずに済みます。使い捨て哺乳瓶はまとまった本数のセットで売られているため、1日の授乳回数から必要な日数分を逆算して選びます。

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使い捨て哺乳瓶 ステリボトル 25本セット(液体ミルク対応)

こんな人に断水で哺乳瓶を洗えない

選ぶ理由使い捨て哺乳瓶で洗浄不要にする

赤ちゃんがいる家庭の持ち出しリスト

大人用のリストに追加する項目です。優先度の高い順に並べています。

1. 代わりがきかないもの

2. 避難生活で効いてくるもの

3. あると助かるもの

母子健康手帳のように再発行に時間がかかるものは、原本の持ち出しとデータの保存を両方やっておくと安心です。

避難所で赤ちゃんと過ごすときの持ち物

持ち出し袋の中身とは別に、避難所という場所で困る場面から足すものがあります。0歳児は自分で不快を訴えられないため、災害グッズも「泣く原因を減らすもの」から選ぶと外しません。避難所で問題になりやすいのは、寝かせる場所・おむつ替え・体の清潔の3つです。

泣き声や夜間の授乳が気になるときは、運営者に相談して配慮のある区画に移れないか聞いてみてください。一般の避難所にも要配慮者向けのスペースが設けられていることがあります(→福祉避難所とは)。

体を拭くことは、避難所生活の健康管理として公的にも案内されています。

根拠:1

専用セットから始める場合

赤ちゃん用の防災セットは、月齢に合わせた中身が組まれているものと、確認リストがついていて自分で詰めるタイプがあります。月齢が上がると必要な中身が変わるため、自分で詰めるタイプのほうが入れ替えに追随しやすい面があります。

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こんな人に赤ちゃん用の防災セットが分からない

選ぶ理由月齢対応セットで抜け漏れ防止

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赤ちゃん専用 非常用持ち出しセット(確認リスト付き)

こんな人に何を入れるべきか判断できない

選ぶ理由確認リスト付きで自分で足せる

どちらを選んでも、ミルクとおむつは自分の家庭の使用ペースに合わせて足す必要があります。セットは土台と考えてください。

3か月に1度の見直しを予定に入れる

赤ちゃんの備えが大人と決定的に違うのは、放っておくと中身が合わなくなる点です。おむつのサイズは変わり、離乳食の段階は進み、液体ミルクの賞味期限は数か月で来ます。

カレンダーに3か月ごとの点検日を入れて、サイズ・月齢・期限の3つを見る運用にしておくと破綻しません。

まとめ

家族全体の優先順位は本当に必要な防災グッズのリストに、期限管理の回し方は非常食のローリングストックにまとめています。妊娠中から準備を始める場合は妊婦の防災グッズが出発点になります。

出典と根拠

本文の番号に対応する出典と、判断の根拠にした原文の引用です。確認日は当サイトが原文を照合した日です。

  1. 厚生労働省「避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関するガイドライン」2026年8月9日確認

    清潔を保つ方法としては、温かいおしぼりやタオル等を用いて体を拭いたり、足や手など部分的な入浴もあります
    ↩ 本文へ