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離乳食の備蓄はベビーフードでどう組むか|月齢が変わる前提で考える

根拠: 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(2) ローリングストック」(2026年8月6日確認) ほか7件(記事末に一覧)

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離乳食の備蓄が難しい理由

非常食は買って置いておけば数年もちます。ところが離乳食は事情が違います。子どもの月齢が数か月で進み、備えた中身が合わなくなるからです。5〜6か月向けのペースト状のものを1年分買っても、食べる頃には固さが合いません。

そのため、離乳食の備蓄は長期保存品を積む発想ではなく、日常の買い置きを回す方法が向いています。1

普段使っているベビーフードを1〜2週間分多めに持ち、古いものから食べて買い足す。これだけで、月齢のずれと賞味期限切れの両方が同時に解決します。

どれくらい備えるか

家庭備蓄の全体量の目安は次のとおりです。23

乳幼児は避難所で配られる食事をそのまま食べられないため、国はこの層を要配慮者として別立てで扱っています。4

つまり「大人の分を分ければいい」では足りません。子どもの分は独立して数えます。

水も別に必要です。5

月齢別に何を積むか

時期の目安主な備え注意点
離乳開始前液体ミルク・粉ミルク・使い捨て哺乳瓶水が使えない前提で選ぶ
離乳初期なめらかなペースト状のベビーフード開封後に取り置きしない
離乳中期瓶詰・パウチのウェットタイプ常温そのままで食べられるか確認
離乳後期具の大きいパウチ、軟飯系スプーンと使い捨て容器を一緒に
完了期以降大人の備蓄食と一部共有味の濃さとアレルギー表示を確認

選ぶときの基準は、災害時にできる調理の範囲で決まります。加熱も水も使えない前提なら、常温のまま開けて食べられるウェットタイプが主力になります。粉末やフレークのドライタイプはお湯か水が要るので、主力にはしません。

味の好みも先に確認しておきます。6

初めて食べさせるものを非常時にいきなり出すと、食べないことがあります。備蓄に入れる銘柄は、平常時に一度は食べさせておきます。

ミルクは水が使えない前提で持つ

離乳期はミルクの併用が続きます。断水すると粉ミルクは作れません。78

使い方には決まりがあります。910

飲み残しを取っておけないため、必要量は「回数×人数」でそのまま数えます。移し替える容器も要るので、使い捨ての哺乳瓶を一緒に持っておくと洗浄の水を使わずに済みます。

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乳児用液体ミルク(常温のまま飲ませられるタイプ)

こんな人に断水中の調乳ができない

選ぶ理由液体ミルクでお湯と水を不要にする

一式まとめるなら、赤ちゃん用に組まれた持ち出しセットを土台にして、月齢に合うベビーフードを足す形が回しやすくなります。

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赤ちゃん専用の非常用持ち出しセット(確認リスト付き)

こんな人に何を入れるべきか判断できない

選ぶ理由確認リスト付きで自分で足せる

見直しのタイミングを決めておく

離乳期の備蓄は放置すると必ずずれます。次のどれかを合図に、中身を入れ替えます。

  1. 月齢の区切り(初期→中期→後期→完了期)
  2. 健診のタイミング
  3. 月に1回、決めた日にストックの一番古いものを食べる

分散して置いておくと、家の一部が使えなくなっても取り出せます。11

まとめ

赤ちゃん向けの持ち物全体は赤ちゃんの防災リスト、液体ミルクの備え方は液体ミルクの備蓄、回し方の基本は非常食のローリングストック、アレルギーがある場合は非常食のアレルギー対応を参照してください。

出典と根拠

本文の番号に対応する出典と、判断の根拠にした原文の引用です。確認日は当サイトが原文を照合した日です。

  1. 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(2)」2026年8月6日確認

    普段の食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限を考えて古いものから消費し、消費した分を買い足すことで、常に一定量の食品が家庭で備蓄されている状態を保つための方法
    ↩ 本文へ
  2. 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」2026年8月6日確認

    最低3日分〜1週間分×人数分の食品の家庭備蓄が望ましいといわれています
    ↩ 本文へ
  3. 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」2026年8月6日確認

    災害発生からライフライン復旧まで1週間以上を要するケースが多くみられます
    ↩ 本文へ
  4. 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」2026年9月1日確認

    乳幼児、高齢者、慢性疾患・食物アレルギーの方などに向けて、家庭備蓄を行う際に必要な情報、災害時における食事の注意点などをとりまとめた
    ↩ 本文へ
  5. 内閣府「自然災害への備えは万全ですか?」2026年7月24日確認

    飲料水は一人1日3リットルを目安に、最低3日分、できれば1週間分を備蓄する
    ↩ 本文へ
  6. 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(3)」2026年9月1日確認

    日頃から、栄養バランスや使い勝手を考えて各家庭に合った食品を選ぶことが大切です
    ↩ 本文へ
  7. 東京都福祉局「知っていますか?乳児用液体ミルク」2026年7月24日確認

    大規模災害では電気・ガス・水道などライフラインの復旧に1週間以上かかるおそれがある
    ↩ 本文へ
  8. 東京都福祉局「知っていますか?乳児用液体ミルク」2026年7月24日確認

    普段粉ミルクを使っている家庭にとって、水を使わずに飲ませられる液体ミルクは災害時に有用
    ↩ 本文へ
  9. 消費者庁「乳児用液体ミルクってなに?」2026年7月24日確認

    乳児用液体ミルクは滅菌済みだが、開封後はすぐに使用し、飲み残しは与えない
    ↩ 本文へ
  10. 消費者庁「乳児用液体ミルクってなに?」2026年7月24日確認

    水で薄めずに与え、紙パック・缶の場合は清潔な容器に移し替えて与える
    ↩ 本文へ
  11. 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(9)」2026年8月6日確認

    キッチン、押し入れ、リビング、寝室のクローゼットなど、家の中にあるいろいろな隙間スペースを見つけて、分散収納しましょう
    ↩ 本文へ