住まいの安全

寝室の家具配置|寝ている間の地震を前提にした置き方の決め方

根拠: 総務省消防庁「地震に自信を―あなたを守る次の行動」(2026年7月24日確認) ほか3件(記事末に一覧)

本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれています。

寝室だけは「身を守る動作」ができない

地震のとき、机の下に隠れる・頭を守るといった行動は、起きていればとれます。総務省消防庁も、揺れへの対応をこう説明しています。1

問題は、眠っている間は最初の数秒で動けないことです。目が覚めた時点で家具はもう倒れています。だから寝室は、行動でなく配置で守るしかない部屋になります。

内閣府によれば、けがの原因の多くが家具に関係しています。2

配置を決める3つの線引き

寝室の点検は、次の3点を順に見ていくと漏れません。

1. 家具が倒れて届く範囲に、寝る場所を入れない

背の高い家具は、高さの分だけ倒れると考えます。タンス、本棚、ハンガーラック、姿見。それぞれの高さを測り、その距離の内側に頭や体が入らない位置に寝具を移せるかを確認してください。動かせるのが数十センチでも、頭の位置が倒れる範囲から外れるなら意味があります。

家具の位置を動かせないなら、家具側を固定するしかありません。

家具の転倒防止|突っ張り棒の効果と限界

2. 頭上と真上に「落ちてくる物」を置かない

倒れる家具だけでなく、上から落ちる物も寝室では危険です。総務省消防庁は照明器具についてこう説明しています。3

同じ資料は、額縁や壁掛け時計にも触れています。4

ベッドの真上にペンダントライト、頭側の壁に時計や額——寝室ではよくある配置ですが、いずれも頭部の真上から落ちてきます。枕の位置の真上には何も置かないを基本にしてください。

照明器具の落下防止

3. 出口までの経路を家具でふさがない

倒れた家具がドアの前をふさぐと、部屋から出られなくなります。ドアと寝具を結ぶ線上に、倒れうる家具を置かないのが原則です。とくにドアの内開き・外開きの向きによっては、倒れた家具1つで開かなくなります。窓側に逃げられるかも合わせて確認してください。

窓ガラスが割れると、逃げ道が一面ガラスになります。

窓ガラスの飛散防止フィルム

枕元に置くもの、置かないもの

配置を直したうえで、手を伸ばせば届く場所に最低限の物をまとめます。東京都は、夜間の停電についてこう書いています。5

置くものは次の4点が中心です。

同じ資料は、ヘッドライトの利点をこう説明しています。6

PR
最軽量32g LEDヘッドライト(防水)

こんな人に両手がふさがって作業できない

選ぶ理由軽量ヘッドライトで手を空ける

枕元に置く前提なら、軽さと手探りで点けられるスイッチかどうかが使い勝手を左右します。

足元の保護は、散乱したガラスを踏まないための備えです。

PR
防災ルームシューズ(踏み抜き対策)

こんな人に職場や親戚に配る小さな防災ギフトを探している

選ぶ理由踏み抜き防止の防災スリッパ。日常のルームシューズとして使えるので置き場に困らない

普段のスリッパでも素足よりは安全ですが、底の硬さがあるほど踏み抜きに強くなります。選び方の詳細は別記事にまとめています。

防災スリッパ|踏み抜き防止の選び方

PR
防犯ホイッスル(大音量)

こんな人に小さくて渡しやすい防災ギフトが欲しい

選ぶ理由キーホルダー型で日常携帯できる

一方、枕元に置かないほうがよいものもあります。ガラス製品、重い本、金属の置物など、落ちて頭に当たる物は棚に上げず、床に近い位置へ移してください。

子ども部屋と高齢者の寝室は優先度が高い

同じ寝室でも、自力で逃げるのに時間がかかる人の部屋から先に手を付けます。子どもは寝入りが深く、高齢の家族は起き上がりに時間がかかります。二段ベッドの上段は天井までの距離が近く、頭の位置の真上に棚や照明がないかを特に確認してください。

明かりの電池規格は、家族分をそろえるときに効いてきます。

防災ライトの電池規格を統一する

まとめ

家具側の固定方法は本棚の転倒防止と固定方法、器具の選び分けは転倒防止マットとストッパーの効果も参考にしてください。

出典と根拠

本文の番号に対応する出典と、判断の根拠にした原文の引用です。確認日は当サイトが原文を照合した日です。

  1. 総務省消防庁「地震に自信を―あなたを守る次の行動」2026年7月24日確認

    地震発生直後は丈夫な机の下に隠れてその脚を握り、クッションなどで頭を保護しながら揺れが収まるのを待つ
    ↩ 本文へ
  2. 内閣府「広報ぼうさい 特集3 地震に備える」2026年9月1日確認

    近年発生した大きな地震でけがをした人の原因は、約30%から50%が家具類の転倒・落下・移動によるものでした
    ↩ 本文へ
  3. 総務省消防庁「防災危機管理eカレッジ「8.照明器具等の落下防止」」2026年8月6日確認

    照明器具は、天井や壁に直接取り付けるタイプのものが安全です1本のコードでつってあるだけの照明器具は、チェーンとヒートンを使って数ヶ所をとめましょう
    ↩ 本文へ
  4. 総務省消防庁「防災危機管理eカレッジ「8.照明器具等の落下防止」」2026年8月6日確認

    その他、額ぶち、壁掛け時計なども固定しましょう
    ↩ 本文へ
  5. 東京都「「日常備蓄」で災害に備えよう」2026年8月6日確認

    夜間の発災で停電した場合、暗闇の中、壊れた家具やガラスが散乱する部屋を歩くことは非常に危険です
    ↩ 本文へ
  6. 東京都「「日常備蓄」で災害に備えよう」2026年8月6日確認

    両手が空くヘッドライトは、料理や物を運ぶなど作業をする時に有効な照明です。家族各々が外出する時にも使うので、家族の人数分を用意しましょう
    ↩ 本文へ