本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれています。
先に答え: 一般的な備蓄の目安は「1人1日3リットル、最低3日分、できれば1週間分」ですが、南海トラフ巨大地震では断水の95%復旧に地域によって3〜8週間かかると想定されています。まず1週間分を確保し、住んでいる地域の断水復旧想定日数を目安に、そこまで買い足す計画を立てるのが実務的な答えです。
南海トラフの備蓄日数、結論(先に答え)
| 状況 | 目安の備蓄日数 | 理由 |
|---|---|---|
| 最低ライン | 3日分 | 一般的な災害備蓄の最低目安 |
| 推奨(全国共通) | 1週間分 | 内閣府が推奨する備蓄の目安 |
| 東海三県・四国に住んでいる | 1週間分に加え、8週間分を見込んで計画的に買い足す | 断水95%復旧の想定が約8週間 |
| 九州二県に住んでいる | 1週間分に加え、6週間分を見込んで買い足す | 断水95%復旧の想定が約6週間 |
| 近畿三府県に住んでいる | 1週間分に加え、4週間分を見込んで買い足す | 断水95%復旧の想定が約4週間 |
| 山陽三県に住んでいる | 1週間分に加え、3週間分を見込んで買い足す | 断水95%復旧の想定が約3週間 |
| 臨時情報(巨大地震警戒等)が出たとき | 1週間分の事前避難相当を追加で意識する | 気象庁が呼びかける1週間の事前避難 |
いきなり数週間分をリュックや棚に詰める必要はありません。まず1週間分を確保し、そこから先は賞味期限の長い水・食料をローリングストックで少しずつ積み上げる方が、置き場所にも家計にも無理がありません。地域の断水復旧想定日数は、後述の内閣府資料の数字を目安にしてください。
おすすめの非常食セット
献立を考える余裕がない発災直後は、日数分がまとまったセットを1つ持っておくと安心です。1週間分の内訳を自分で組み合わせるより、種類の重複を気にせず済みます。
備蓄日数を決めるポイント3つ
1. まず1週間分を基準にする
内閣府は、飲料水を1人1日3リットルを目安に、最低3日分、できれば1週間分を備蓄するよう呼びかけています。南海トラフに限らず、この1週間分がすべての備蓄計画の出発点になります。
根拠: 内閣府「自然災害への備えは万全ですか?チェックしてみよう!」(「飲料水は一人1日3リットルを目安に、最低3日分、できれば1週間分を備蓄する」)
2. 地域の断水復旧想定日数を上乗せの目安にする
南海トラフ巨大地震の被害想定では、断水の95%復旧に要する日数は地域によって大きく異なります。東海三県と四国では約8週間、九州二県では約6週間、近畿三府県では約4週間、山陽三県では約3週間とされています。自分の住む地域がどの区分に近いかで、1週間分の先にどこまで買い足すかの目安が変わります。
根拠: 内閣府(中央防災会議 南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ)「南海トラフ巨大地震 最大クラス地震における被害想定について【定量的な被害量】(令和7年3月)」(「95%復旧に要する日数は、東海三県で約8週間、近畿三府県で約4週間、山陽三県で約3週間、四国で約8週間、九州二県で約6週間を要する」)
3. 臨時情報が出たときは、1週間分の心構えを追加する
「南海トラフ地震臨時情報」が発表された場合、後発地震に自力での避難が間に合わない可能性がある住民には、1週間の事前避難が呼びかけられます。日頃の備蓄に加えて、非常持出品をすぐ持ち出せる状態にしておくことが求められます。
根拠: 気象庁「「南海トラフ地震臨時情報」が発表されたときの防災対応」(「地震発生後の避難では間に合わない可能性のある住民は1週間の事前避難を行いましょう」)
臨時情報が出たときの買い足し方
臨時情報は、日常の備蓄では想定していない「追加の1週間」を意識させる情報です。すでに1週間分を備蓄している家庭でも、臨時情報が出た段階でローリングストックの消費期限が近いものから優先的に補充し、非常持出品をまとめ直しておくと、実際に避難が必要になったときに慌てません。臨時情報の種類や発表基準そのものについては「南海トラフ地震臨時情報」とは何かで整理しています。
よくある質問
Q. 東京や関東は今回の想定に入っていますか 今回参照した被害想定は、東海三県・近畿三府県・山陽三県・四国・九州二県の断水復旧日数を示したものです。お住まいの地域が該当しない場合も、内閣府が推奨する最低1週間分を基準に、自治体が公表する被害想定を確認して調整してください。
Q. 1週間分をまず備えたら、その先は何を優先すればいいですか 水と主食(米・パン・麺類など)を先に1週間分そろえ、その後はローリングストックで缶詰やレトルト食品を少しずつ増やしていく方法が、賞味期限管理の負担が少なく続けやすい方法です。
Q. トイレの備蓄も同じ日数で考えていいですか トイレは水や食料と復旧までの事情が異なります。マンションなど集合住宅では排水管の確認が必要になるため、日数の考え方を下水道の復旧は何日目?トイレの備蓄日数で別途整理しています。
まとめ
- 全国共通の推奨ラインは「1人1日3リットル、最低3日分、できれば1週間分」
- 南海トラフでは断水95%復旧までの想定日数が地域で3〜8週間と幅があり、これを上乗せの目安にする
- 臨時情報が出たときは、1週間の事前避難相当の備えを追加で意識する
- いきなり数週間分をそろえる必要はなく、1週間分から始めてローリングストックで積み上げる
水の備蓄量そのものの計算方法は水の備蓄は何リットル必要?、ローリングストックの回し方はローリングストックのやり方を参照してください。