外出先・車

オフィスの防災備蓄と帰宅困難|会社の備えと個人で持つものの線引き

根拠: 内閣府(防災担当)「帰宅困難者等対策」(2026年8月2日確認) ほか1件(記事末に一覧)

本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれています。

職場で被災したら「すぐ帰る」は選べない

平日の日中に大きな災害が起きた場合、多くの人は自宅ではなく職場にいます。このとき最初に問われるのが、帰るかとどまるかの判断です。

内閣府は帰宅困難者等対策として「STOP! 一斉帰宅」を掲げ、対策のガイドラインを公開しています。

一斉に帰宅を始めると道路や駅周辺が混雑し、救助・消火活動の妨げになります。個人の判断で動き出すことが、全体の被害を広げるという構造があるため、原則はその場にとどまることになります。

会社にどこまで備蓄義務があるのか

東京都では、事業者の備蓄が条例で定められています。

ここで押さえておきたいのは2点です。

  1. 3日分が基準: 帰宅を抑制する前提なので、その間の飲食をまかなう量として3日分が設定されています
  2. 努力義務である: 「努めなければならない」という書き方であり、罰則を伴う義務ではありません。また東京都の条例であり、全国一律のルールではありません

つまり勤務先に3日分の備蓄があるとは限らないというのが出発点になります。

まず勤務先の状況を確認する

個人で何を持つかを決める前に、会社側の状況を確認しておくと過不足がなくなります。

確認すること見るポイント
備蓄の有無と量何人分・何日分あるか。全従業員分か、一部か
備蓄の中身水・食料だけか。毛布・簡易トイレ・衛生用品まであるか
保管場所どのフロアにあるか。エレベーターが止まっても取りに行けるか
期限管理誰がいつ入れ替えているか
待機の判断基準誰が「とどまる/帰る」を決めるのか

備蓄があっても中身が水と食料だけというケースは珍しくありません。トイレと衛生用品が抜けていることが多いため、そこは自分で埋める前提で考えたほうが安全です。

個人で持っておくもの

会社の備蓄で埋まらない部分を、デスクやロッカーに置いておきます。

携帯トイレの必要数の考え方は別記事で整理しています。

携帯トイレは何回分必要か

外出中に被災する場合に備えて日常的に持ち歩く分は、デスクの備えとは別に考えます。

防災ポーチの中身|毎日持ち歩く最小構成

帰宅を判断する段階になったら

とどまる前提で備えたうえで、それでも帰宅を判断する局面は来ます。徒歩で帰る場合の準備は、装備も判断基準も別の話になります。

帰宅困難時の徒歩帰宅の準備と持ち物

まとめ

備え全体の優先順位は防災グッズで本当に必要なものリストを参照してください。