犬の非常食は何日分?体重から1日量を出して備蓄量を決める
根拠: 東京都保健医療局「『同行避難』するために・・・日ごろからの備えが大切です」(2026年8月4日確認) ほか2件(記事末に一覧)
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結論:最低5日分、できれば7日分を「実重量」で用意する
犬の非常食の日数は、公的資料が目安を示しています。人の備蓄の一般的な目安より長い点が特徴です。
根拠:1
人の食料は最低3日分が目安とされることが多いのに対し、ペットは下限が5日分です。支援物資の配布でペットフードの優先度が下がりやすいことが背景にあります。
そして日数以上に重要なのが、それが何グラムで、どれだけかさばるかです。「5日分」と決めても、大型犬では持ち出し袋に入りません。
1日量の出し方:袋の表示ではなく実際の給餌量から
計算はこの順で行います。
- 普段の1食分を計量カップではなくはかりで量る
- 1日の食事回数をかけて1日量を出す
- 5日分と7日分をそれぞれ計算する
- その重量を実際に袋へ入れて、背負えるかを確かめる
袋に記載された推奨量ではなく、その子が実際に食べている量を使ってください。同じ体重でも運動量や年齢で必要量は変わります。
体格別に、計算結果がどう効いてくるかを整理すると次のようになります。
| 体格の目安 | 5日分のかさ | 現実的な置き方 |
|---|---|---|
| 小型犬(〜10kg) | 持ち出し袋に収まることが多い | 全量を持ち出し袋に入れられる |
| 中型犬(10〜25kg) | フードだけで数kgになる | 2日分を持ち出し、残りは自宅・車に置く |
| 大型犬(25kg〜) | 人の荷物と両立しない | 1〜2日分だけ持ち出し、残りは取りに戻る前提にする |
療法食を食べている場合は、市販品での代替が難しいことがあります。日数を長めに取るかどうかは、かかりつけの動物病院に相談して決めてください。
水は「飲む分」と「食器を洗う分」を分けて数える
水は日数だけで決めると足りなくなります。人の目安を示した資料は、洗う水が別に要ることを明記しています。
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犬の場合も同じで、飲水のほかに食器をゆすぐ水が必要になります。断水中に洗えないことを見込むなら、使い捨てできるシートや紙皿を食器の下に敷く方法で水の消費を減らせます。
飲水量は体格と季節で変わるため、まず普段どれだけ減っているかを1日測ってください。その実測値に日数をかけるのが確実です。
選ぶ基準:セットで土台を作り、量だけ自分で足す
フードの量は個体差が大きいため、セットだけで完結させるのは難しい部類です。判断は次のように分かれます。
| 状況 | 選ぶもの | 理由 |
|---|---|---|
| 何も用意していない | 犬猫兼用の防災セット | 食器・迷子札など量に依存しない品目をまとめて埋められる |
| フードは足りている | 単品で入れ物と記録類を足す | セットは重複が出やすい |
セットを土台にする利点は、量に依存しない品目を一度で揃えられることです。折りたためる食器、迷子札、ペットシーツといった品目は体格に関係なく必要で、買い忘れも起きやすい部分にあたります。
犬猫兼用セットの中身を比べたい場合は、ペット用防災バッグの専門店から選ぶ方法もあります。
持ち物全体の決め方は犬の防災グッズリスト、環境省ガイドラインに沿った優先順位はペット(犬・猫)の防災グッズで扱っています。
持ち出しと自宅置きに分ける
5日分を全部リュックに入れると、中型犬以上では人の持ち出し袋が成立しません。分け方を先に決めます。
| 分け方 | 入れるもの |
|---|---|
| 持ち出し(発災直後) | 1〜2日分のフードと水、常用薬、折りたためる食器、迷子札、リード予備 |
| 自宅・車載(後から) | 残りのフード、水、ペットシーツ、消臭用品、クレート |
自宅に残す判断もあり得ます。
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その場合も、同じ資料が毎日の食事と健康状態の確認が大切だとしています。在宅を選ぶなら、フードの置き場所を1か所にまとめ、戻ったときに補充しやすくしておいてください。
避難する場合は、入れ物に入って過ごす時間が生じます。
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中型犬以上では、キャリーバッグより折りたためるソフトクレートのほうが現実的です。伏せた姿勢で体が収まる長さと、立って頭が当たらない高さを基準に選びます。
同行避難そのものの段取りは犬との同行避難の準備で扱っています。
猫の場合の数え方
猫も日数の目安は同じ資料の範囲で、最低5日分・できれば7日分が基準になります。違いが出るのは中身です。
- 水分をフードから摂る割合が高い。ウェットフードを常食にしている場合、缶やパウチの重量がそのまま備蓄のかさになる
- 食べ慣れないものを口にしにくい。銘柄を変えずに同じものを積むほうが確実
- トイレ用品の重量が加わる。猫砂は水やフードと同じ枠でかさを数える
猫の備え全体は猫の防災グッズリスト、キャリーに慣らす手順は猫のキャリーの慣らし方にまとめています。
よくある質問
Q. ローリングストックで回せますか 回せます。普段のフードを1袋多く買い、古いほうから開けて使い、開けた分を買い足す形にすると、賞味期限切れが起きにくくなります。
Q. 支援物資でフードはもらえますか 配布されることはありますが、銘柄や種類が選べるとは限りません。療法食やアレルギー対応が必要な場合ほど、自分で日数を長めに確保しておく必要があります。
Q. 避難所にフードを持ち込めますか 受け入れ条件は地域や施設で異なります。避難所はペットを受け入れてくれるのかで確認の仕方を扱っています。
まとめ
- 日数の目安は最低5日分、できれば7日分。人の一般的な目安より長い
- 袋の推奨量ではなく、普段食べている量をはかりで量って1日量を出す
- 5日分の重量とかさを実際に袋へ入れて、背負えるかを確かめる
- 水は飲む分と食器をゆすぐ分を分けて数える
- 中型犬以上は持ち出し分と自宅置き分に分ける
- 猫はウェットフードと猫砂の重量が加わる分、かさの計算が変わる
出典と根拠
本文の番号に対応する出典と、判断の根拠にした原文の引用です。確認日は当サイトが原文を照合した日です。
東京都保健医療局「『同行避難』するために・・・日ごろからの備えが大切です」2026年8月4日確認
↩ 本文へペットのための備えは飼い主の責任です。最低でも5日分、できれば7日分を目安にペットの防災用品を備蓄しておきましょう
農林水産省「大事な水、どうやって備えますか?」2026年8月6日確認
↩ 本文へ湯せん、食品や食器を洗ったりする水は別途必要です
東京都保健医療局(同上)2026年8月4日確認
↩ 本文へ自宅が安全であり、定期的にペットの世話をするために戻れる状況にあるのであれば、避難所に連れて行かないということも選択肢の一つです
環境省「ペットの災害対策」2026年8月4日確認
↩ 本文へ避難するときは、ペットと一緒に避難(同行避難)できるよう、日頃からキャリーバックやケージに入ることなどに慣れさせておくことも必要です