本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれています。
先に答え: 防災リュックを「家族の人数分そろえる」ことを定めた公的な決まりはありません。ただし1人が持ち出せる重さの目安(男性15キロ・女性10キロ程度)があるため、体力に応じて重さを分散させると、結果的に家族の人数に近い個数になる家庭が多いというのが実務的な答えです。
何個必要か、結論(先に答え)
| 状況 | 個数の目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 一人暮らし | 1個(自分の分) | 分散させる相手がいない |
| 大人2人暮らし | 大人ごとに1個、または1個+予備1個 | 重さを2人に分けられる |
| 子どもがいる家庭 | 大人が主装備、子どもは軽い自分用サブを1個 | 子どもは重い荷物を長時間背負えない |
| 高齢者と同居 | 高齢者の分は軽量化し、他の家族が重い分を負担 | 持ち出せる重さに個人差がある |
大事なのは「何個買うか」ではなく「誰が何キロ持てるか」です。まず1世帯で必要な非常持出品を一次持出品(すぐ持って逃げる分)としてリストアップし、それを持てる人数で割ってから、何個のリュックに分けるかを決める順番にすると失敗しにくくなります。
中身は自分で選びたい人向けのリュック
すでに防災セットを持っていて、家族の人数分だけ袋を増やしたい場合は、中身入りのセットより空のリュックを買って、必要な物だけを詰め替えたほうが重複を避けられます。
個数を決めるポイント3つ
1. リュックの数より「持てる重さ」で考える
神奈川県の資料では、非常持出品としてリュックなどに入れる重さの目安を男性で15キロ、女性で10キロ程度としています。子どもや高齢者はこれより軽くする前提で考える必要があり、単純に人数分の荷物を均等に分けると、体力の弱い家族が背負いきれなくなります。
根拠: 神奈川県くらし安全防災局「非常持出品の準備(重さの目安)」(「リュックなどに入れる重さの目安は、男性で15キロ、女性で10キロ程度です」)
2. 一次持出品と二次持出品を分けてから個数を決める
非常持出品には、すぐ持ち出す一次持出品と、在宅避難や避難生活が長引いたときに取りに戻る二次持出品の2種類があります。この区分を先にしておくと、まず何をリュックに入れて、何を自宅や車に置いておくかが整理でき、無理に1つのリュックに全部詰め込む必要がなくなります。
根拠: 神奈川県くらし安全防災局「非常持出品の準備(重さの目安)」(「非常持出品には、一次持出品と二次持出品の2つがあります」)
3. 懐中電灯など一部の道具は1人1つが基本
非常用持出品は貴重品類・避難用具・生活用品・救急用具・非常食品・衣料品・感染症対策物品・その他の8カテゴリで構成されています。このうち懐中電灯は、できれば一人に一つ用意したいものとされており、暗闇での行動を家族全員が自分の判断でできるようにする道具は個人ごとに持つ考え方が基本になります。
根拠: 総務省消防庁「総務省消防庁「非常用持出品チェックシート」」(「避難用具のカテゴリには懐中電灯・携帯ラジオ・予備の乾電池・ヘルメット・防災ずきんが挙げられ、懐中電灯はできれば一人に一つ用意したいものとしている」)
よくある質問
Q. リュックが1個しかない場合は失格ですか 失格ではありません。一人暮らしや、大人1人が全員分を持ち出す前提であれば1個でも成立します。重要なのは、その1個の重さが持ち出す人の体力の目安(男性15キロ・女性10キロ程度)を超えていないかです。
Q. 子ども用のリュックには何を入れればいいですか 飲み物・軽食・懐中電灯・予備の下着など、軽くて子ども自身が管理できるものに絞るのが基本です。詳しくは子ども用防災リュックの中身で解説しています。
Q. 何リットルのリュックを選べばいいですか 容量の目安は人数や年齢で変わります。防災リュックは何リットルが目安?で個数とは別に容量の考え方を整理しています。
まとめ
- 防災リュックの個数そのものに公的な決まりはない
- リュックに入れる重さの目安は男性15キロ・女性10キロ程度。これを基準に人数分の荷物を分散させる
- 非常持出品を一次(すぐ持ち出す分)と二次(あとで取りに戻る分)に分けてから、何個のリュックに分けるかを決める
- 懐中電灯など一部の道具は個人が自分の判断で使えるよう、1人1つを基本にする
夫婦2人分の組み方は防災リュック2人用の考え方、3人家族のリスト例は3人家族の防災リストを参照してください。