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自治体が示す条件は「スニーカー」で一致している
避難時の服装について、千葉県は靴の条件を明示しています。1
雨のなかを歩くなら長靴、と考えがちですが逆です。長靴は水が入ると重くなり、脱げやすくなります。浸水した道を歩く場面ほど、長靴は不利になります。
歩いて避難する前提が置かれています。4
地震のときは「ガラスを踏まずに歩けるか」が条件になる
水害と地震では、靴に求められるものが変わります。地震では、まず室内の床が危険になります。5
床にガラスが散乱する原因は、家具の転倒です。6
つまり避難用の靴には、外を歩く機能と室内でガラスを踏まない機能の2つが求められます。この2つは別の道具で分担するほうが現実的です。
| 場面 | 使うもの | 置き場所 |
|---|---|---|
| 発災直後、室内を移動する | 踏み抜き防止スリッパ | 寝室の枕元 |
| 外へ避難する | 履き慣れたスニーカー | 玄関、または寝室 |
| 避難所で過ごす | 軽い室内履き | 持ち出し袋 |
買う前に決めること:履き慣れているか
新しい靴を防災用に買って、そのまま箱で保管するのは避けます。避難の場面は、慣らしていない靴で長距離を歩くには向きません。
すでに履いている靴のうち1足を「避難用」と決めて、寝室に置くのが最初の一手です。条件は3つです。
- ひもや面ファスナーで足に固定できる(サンダル・つっかけは脱げる)
- 靴底が厚く、滑りにくい
- 足に合っている(靴ずれで歩けなくなるのを避ける)
買い足すなら:踏み抜き対策を1点
室内用の踏み抜き防止スリッパは、履き慣らしが要らない数少ない防災用品です。枕元に置いておくと、停電した室内をそのまま歩けます。
つま先が覆われている型を選びます。かかとが開いている型は、走ると脱げます。詳しくは防災スリッパと踏み抜き防止にまとめています。
置き場所を決めるところまでが準備
靴は、持ち出し袋に入れると大きすぎます。実際の運用はこうなります。
- 寝室の枕元: 踏み抜き防止スリッパ。手を伸ばして届く位置
- ベッドの下 or 寝室のドア横: 避難用スニーカー1足
- 玄関: 家族分の靴を、いつも同じ場所に
暗闇で探さなくてよい場所に固定するのが目的です。荷物の持ち方も揃えます。7
持ち出し袋の中身は防災リュックの中身、女性向けの構成は女性の防災バッグにまとめています。
一度出たら戻らない
靴を玄関に置いておく理由もここにあります。出るときに取りに戻る動線があると、その分だけ判断が遅れます。8
まとめ
- 自治体が示す条件はスニーカー。長靴は水が入ると動きにくいので避ける
- 地震では室内のガラス対策と、外を歩く機能を別々に用意する
- 新品を箱で保管するより、履き慣れた1足を避難用に決めるほうが先
- 選ぶ条件は、足に固定できる・靴底が厚く滑りにくい・足に合っている
- 踏み抜き防止スリッパは枕元、避難用スニーカーは寝室か玄関に固定する
- 荷物はリュックにして両手を空ける
避難所に持っていくものの最小構成は避難所の持ち物の最低限リスト、避難のタイミングは警戒レベルの意味を参照してください。
出典と根拠
本文の番号に対応する出典と、判断の根拠にした原文の引用です。確認日は当サイトが原文を照合した日です。
千葉県「避難のときの注意点」2026年9月1日確認
↩ 本文へ靴はスニーカー(長靴は水が入ると動きにくいので避ける)
千葉県「避難のときの注意点」2026年9月1日確認
↩ 本文へけがを防ぐため、夏でも長袖・長ズボン
千葉県「避難のときの注意点」2026年9月1日確認
↩ 本文へ荷物は両手が空くリュック
千葉県「避難のときの注意点」2026年9月1日確認
↩ 本文へ避難する時は、大雨や暴風の中を避難所へ歩いて向かう可能性があります
東京都「「日常備蓄」で災害に備えよう」2026年8月6日確認
↩ 本文へ夜間の発災で停電した場合、暗闇の中、壊れた家具やガラスが散乱する部屋を歩くことは非常に危険です
内閣府「広報ぼうさい 特集3 地震に備える」2026年9月1日確認
↩ 本文へ近年発生した大きな地震でけがをした人の原因は、約30%から50%が家具類の転倒・落下・移動によるものでした
千葉県「避難のときの注意点」2026年9月1日確認
↩ 本文へ持ち物は最小限にして、リュックなどに入れ、両手が使えるようにして、避難してください
千葉県「避難のときの注意点」2026年9月1日確認
↩ 本文へもし、忘れ物をしても、家へ戻るのは危険ですので、絶対に止めましょう