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贈っていいのか、という迷い
結婚祝いに防災グッズを選ぶとき、最初に引っかかるのは「災害を連想させるものを祝いの席で贈っていいのか」という点です。
判断を分けるのは、贈り物の見た目と渡し方です。防災用品の姿をしたものを式の場で渡すと、意図が伝わりにくくなります。一方、日常に置ける形のものを「二人の生活が始まる区切りに」という文脈で渡す分には、受け取る側の抵抗は小さくなります。
同時に、結婚は備蓄量の前提が変わるタイミングでもあります。
- 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」(「最低3日分〜1週間分×人数分の食品の家庭備蓄が望ましいといわれています」とされている)
それぞれが一人暮らしで持っていた備えは、そのままでは二人分になりません。ここを埋める贈り物という位置づけが、もっとも筋が通ります。
選ぶときの3つの条件
| 条件 | 理由 |
|---|---|
| 日常に置ける見た目か | 防災用品然としていると、押し入れに入って忘れられる |
| 二人で1つとして機能するか | 一人用のリュックは、もう一人分を買い足す前提になる |
| 期限の管理が要らないか | 新生活の立ち上げ期に、期限管理の手間を渡さない |
3つ目が重要です。非常食や保存水は、贈った側の意図に反して管理の宿題になります。結婚祝いには向きません。
日常に置ける明かり
条件を3つとも満たしやすいのが、インテリアとして成立する明かりです。停電はどの住宅でも起き、期限の管理もありません。
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明かりは1つで完結しません。部屋全体を照らすものと、手元の作業用は役割が違います。
中身を二人に選んでもらう
新居の間取りも収納量も、贈る側には分かりません。二人で相談しながら選べる形にすると、置き場所のミスマッチが避けられます。
避けたほうがいいもの
- 一人用の防災リュック: もう一人分を買い足す前提になり、中身も重複します
- 非常食・保存水のセット: 期限管理を新生活の立ち上げ期に渡すことになります
- 消火器: 設置期限があり、処分にも手続きが要ります
- 刃物を含むツール類: 祝いの贈り物としては避ける慣習があります
二人用のセットを贈る場合は、置き場所と総重量を先に確認してください。玄関に置けるサイズかどうかで、使われるかが決まります。
渡すときに添えること
物より効くのは、備えの前提が変わったという情報です。
- 備蓄は人数分で考えるため、二人分に組み替える必要がある
- 連絡手段は、電話がつながらない前提で決めておく
- 家具の固定は、新居に入った直後がもっともやりやすい
まとめ
- 見た目が日常に馴染むもの、かつ二人で1つとして機能するものを選ぶ
- 結婚は備蓄を人数分に組み替えるタイミングにあたる
- 期限管理が発生するもの(非常食・保存水・消火器)は宿題になるため避ける
- 間取りが分からない場合は、二人に選んでもらうカタログ形式が確実
- 物と一緒に、備蓄量と連絡手段の考え方を添える
贈り物としての防災グッズ全般は防災グッズのプレゼント、新築祝いの場合は新築祝いに贈る防災グッズを参照してください。