本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれています。
送っても置かれなければ意味がない
進学や就職で独立した子どもに防災用品を送るとき、いちばん多い失敗は部屋に置けないものを送ってしまうことです。ワンルームや1Kでは、玄関にリュックを1つ置くだけでも動線を圧迫します。
送る前に決めるのは、品目ではなく次の2点です。
- どこに置くか: 玄関・クローゼット・ベッド下のどれに収まるサイズか
- 誰が管理するか: 期限のあるものは本人が入れ替えることになる
この2点が決まらないまま送ると、封を開けないまま押し入れの奥に入ります。
一人暮らしで優先度が高いもの
備蓄の日数の考え方は世帯人数が変わっても同じですが、1人分なら量そのものは小さく収まります。
- 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」(「最低3日分〜1週間分×人数分の食品の家庭備蓄が望ましい」とされている)
1人分の3日〜7日分であれば、収納の負担は家族世帯ほど大きくなりません。まずここを埋めるのが優先になります。
| 優先度 | 品目 | 理由 |
|---|---|---|
| 高 | 水・食料(1人分) | 量が小さく置き場所を確保しやすい |
| 高 | 携帯トイレ | 断水すると即座に困る。かさばらない |
| 高 | 明かり | 停電時に部屋から出られない |
| 中 | 持ち出し用リュック | 避難する場合に必要。ただし置き場所を取る |
| 中 | モバイルバッテリー | 日常でも使うため置かれやすい |
日常でも使うものを混ぜると、押し入れに封印されにくくなります。
一式でまとめて送る場合
中身を自分で選ぶ余裕がない場合、1人用のセットを送る方法があります。中身の選定を任せられる点と、届いてすぐ完結する点が利点です。
こんな人に何を揃えればいいか分からず、最初の1セットを決めきれない
選ぶ理由36点が最初から入った1人用。福島県企業の開発で、まず1人分を確保する入口向け
送る前に総重量と本人が背負えるかを確認してください。中身が充実していても、持ち出せなければ役に立ちません。セットごとの中身と重さの違いは別記事で比較しています。
小さく渡したい場合
セットは置き場所を取るため、まず小さいものから始めたい場合もあります。キーホルダー型のホイッスルは、鍵や鞄につけたまま日常的に携帯できるため、部屋の面積を消費しません。
選び方の基準は別記事で整理しています。
本人に選んでもらう方法
部屋の間取りも生活パターンも、送る側には正確には分かりません。中身を本人に選んでもらう形にすると、置き場所のミスマッチを避けられます。
カタログ形式の得失(選ぶ手間が相手に移る点など)は別記事で整理しています。
送ったあとにやること
物を送るだけでは備えは完成しません。
- 置き場所を一緒に決める: 電話やメッセージで「玄関に置いた?」まで確認します
- 安否確認の手段を決める: 電話がつながらない前提で、連絡手段を事前に共有しておきます
- 期限の入れ替えを共有する: 食料や水の期限を本人が管理できるよう、いつ入れ替えるかを決めます
安否確認の手段は、平時に一度練習しておかないと当日は使えません。
まとめ
- 品目より先に「どこに置くか」「誰が管理するか」を決める
- 1人分の3日〜7日分は収納の負担が小さいため、水・食料・携帯トイレ・明かりから埋める
- 日常でも使うものを混ぜると押し入れに封印されにくい
- セットを送る場合は総重量と本人が背負えるかを確認する
- 間取りが分からない場合は、中身を本人に選んでもらう形が確実
- 送ったあとに置き場所・安否確認の手段・期限の入れ替えを共有する
必要な備蓄量は備蓄量計算ツール、贈り物としての防災グッズ全般は防災グッズのプレゼントを参照してください。