本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれています。
結論:壊れた岩盤が落ち着くまで、地震は続く
大きな地震のあとに揺れが続くのは、岩盤が壊れた領域の力のつりあいが崩れたままだからです。気象庁はこう説明しています。1
つまり余震は「本震の余韻」ではなく、壊れた場所が落ち着くまでの過程そのものです。だから期間も回数も、本震の規模に左右されます。
期間の目安は余震はいつまで続く?で扱っています。この記事は仕組みと呼び分けに絞ります。
本震・余震・前震の呼び分け
気象庁は、最初に一番大きな地震が来てそのあと小さい地震が続く形を「本震-余震型」と呼んでいます。2
ただしパターンはこれだけではありません。3
そして、ここが行動を左右する点です。4
最初に来た揺れが本震かどうかは、その場では分からないということです。「本震は過ぎた」と考えて行動を緩めるのは、根拠のない前提に立つことになります。
何分後・何日後に多いのか
数が減ることと、揺れが小さくなることは別です。9
「余震」という言葉の扱いが変わった背景
気象庁は、地震活動の見通しの伝え方を見直しています。10
そして、収束を宣言する情報は出さない立場をとっています。11
「余震」という言い方が安心の材料として受け取られやすいことが、表現を見直す理由になったという流れです。
最初の揺れのあとに何をするか
パターンが事後にしか分からない以上、行動側で吸収します。
- 同じ規模の揺れがもう一度来る前提で、家の中を見る。 倒れかけた家具や落ちた物をそのままにしない
- 傾いた建物・ひび割れた壁に入り直さない。 判断の手順は地震のあと自宅に戻る前の安全確認にまとめています
- 備えを積み直す。 一度使った水や電池は、次の揺れまでに戻す。手順は地震のあとの備え見直しチェックリストへ
長く続く例もあります。12
まとめ
- 余震は、壊れた岩盤が力のつりあいを取り戻す過程で起きる
- パターンは本震-余震型のほかに、前震-本震-余震型と群発的な地震活動型がある
- どのパターンかは活動が終わるまで判別できない
- 回数は日を追って減るが、揺れの大きさが小さくなるとは限らない
出典と根拠
本文の番号に対応する出典と、判断の根拠にした原文の引用です。確認日は当サイトが原文を照合した日です。
気象庁「大地震後の地震活動(余震等)について」2026年9月1日確認
↩ 本文へ大地震の震源域(岩盤が破壊された領域)やその周辺では、地下の力のつりあいの状態が不安定になり、それを解消するために、引き続いて地震が発生すると考えられています。
気象庁(同上)2026年9月1日確認
↩ 本文へその震源近くでは、最初に発生した大地震よりも規模の小さい地震が引き続いて発生することが多く、これを余震といいます。この場合、最初に発生した一番大きな地震のことを本震といい、このような地震活動のパターンを『本震-余震型』といいます。
気象庁(同上)2026年9月1日確認
↩ 本文へ地震活動のパターンには、この他に『前震-本震-余震型』と『群発的な地震活動型』があります。
気象庁(同上)2026年9月1日確認
↩ 本文へ発生している地震活動がどのパターンであるかは、その地震活動が終わるまでは判別できません。
気象庁(同上)2026年9月1日確認
↩ 本文へ被害が発生するような規模の大きな地震(本震)が発生した時は、その後、1週間程度のうちに規模の大きな余震(場合によっては本震を超える規模の地震)の発生することが多い傾向にあります。
気象庁(同上)2026年9月1日確認
↩ 本文へまた、中でも最初の2~3日程度は規模の大きな地震が発生することが特に多いため注意が必要です。
気象庁(同上)2026年9月1日確認
↩ 本文へ本震発生後1日目に発生した余震の数を基準にすると、1日あたりの余震の数は概ね経過日数に反比例して減少していきます。
気象庁(同上)2026年9月1日確認
↩ 本文へすなわち、2日目には約2分の1に、10日目には約10分の1に減ります。
気象庁(同上)2026年9月1日確認
↩ 本文へ大きな余震による揺れは、場所によっては本震の揺れと同じ程度になることがあります。
気象庁「大地震後の地震活動(余震等)の見通しについて」2026年9月1日確認
↩ 本文へ平成28年(2016年)熊本地震では、最初の規模の大きな地震後に発表した余震発生確率の値(パーセンテージ表現の確率値)が、通常の生活の感覚からすると、かなり低い確率であると受け取られ、安心情報であると受け取られた可能性があることが課題となりました。
気象庁(同上)2026年9月1日確認
↩ 本文へ気象庁では、原則として、大きな地震はこれ以上発生しませんという内容の情報(安全宣言)を出すことはありません。
気象庁「大地震後の地震活動(余震等)について」2026年9月1日確認
↩ 本文へ例えば、平成7年(1995年)兵庫県南部地震の余震活動は20年以上経った現在でも続いており、2ヶ月に1回程度、震度1以上の揺れを観測する余震が発生しています。