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職場に備える防災ヘルメットの規格|飛来落下物用と墜落制止用の違い

根拠: 厚生労働省「保護帽の規格」(2026年7月24日確認) ほか2件(記事末に一覧)

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結論:「防災用」ではなく、保護帽の区分から選ぶ

職場に備えるヘルメットを探すと、「防災用」「オフィス用」といった商品カテゴリが並びます。しかし選定の基準になるのは商品の呼び名ではなく、法令にもとづく保護帽の区分です。1

この2つは想定している事故が違います。

区分想定する状況職場の地震対策での位置づけ
飛来・落下物用上から物が落ちてくる地震時に必要なのはこちら。天井材・照明・棚の落下
墜落制止用人が高所から落ちる高所作業がある職場で別途必要

オフィスや店舗で地震に備えるなら、まず飛来・落下物用を満たすものを選びます。両方に対応した製品もあります。

個人用の選び方は防災ヘルメットと防災頭巾の違い、折りたたみ式の比較は折りたたみ防災ヘルメットの選び方で扱っています。この記事は事業所として備える場合に絞ります。

規格に適合しているかの見分け方

つまり製品に表示があるかどうかが確認方法です。購入時はカタログの説明文だけでなく、実物の表示を確認してください。ラベルには区分(飛来・落下物用/墜落時保護用)が記載されます。2

購入前にカタログで見る場合は、次の点が書かれているかを確認します。

職場ならではの条件

1. 人数分あるか

来客や外部業者を含めた最大在館人数で考えます。社員数と在館人数は一致しません

2. 置き場所が席から近いか

倉庫にまとめて置くと、揺れている最中には取りに行けません。各自の足元またはデスク周りに分散させるのが基本です。個人の机まわりの備えは職場のデスクに置く防災グッズで扱っています。

3. 収納形状

常時かぶるものではないため、収納性が導入の可否を左右します。

形状利点弱点
一般的な球体型かぶるまでが速い場所を取る。積み重ねる形になる
折りたたみ式(平たくなる)引き出しやロッカーに入る組み立てる動作が1つ増える
防災ずきん一体型首まわりも覆えるかさばる

取り出してからかぶるまでの動作数を実際に試してから決めてください。揺れている最中に説明書を読む余裕はありません。

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オサメット(折りたたみヘルメット・A4サイズ)

こんな人にヘルメットを机や棚に入るサイズで備えたい

選ぶ理由A4サイズに畳めるオサメット。反射材付きで夜間の避難にも

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タタメットズキン3(防災頭巾つき折りたたみヘルメット)

こんな人に子どもの頭を守りたいが、ヘルメットは置き場所を取る

選ぶ理由折りたたみヘルメットに防災頭巾が付いた子ども向け。畳んで棚に入る

4. サイズ調整の幅

不特定の人がかぶる前提なので、調整幅の広い製品を選びます。ダイヤル式の調整機構があると装着が速くなります。

なぜ職場でヘルメットが要るのか

負傷の原因は物の落下と転倒に集中しています。3

オフィスは天井材・照明器具・書棚・複合機など、頭上と周囲に重量物が多い環境です。ヘルメットは負傷を減らして自力で避難できる状態を保つための装備という位置づけになります。

なお非常持出品のリストでもヘルメットは挙げられています。4

帰宅困難者対応まで含めた職場の備えは職場の防災と帰宅困難で扱っています。

更新の考え方

樹脂製のため、紫外線と経年で強度が落ちます。製造年月の表示を確認し、メーカーが示す交換の目安に従って更新してください。窓際やロッカーの上など日光が当たる場所に置いている分は、傷みが早く進みます。

導入時に台帳を作り、製造年月・数量・配置場所を記録しておくと更新の判断が機械的になります。

まとめ

出典と根拠

本文の番号に対応する出典と、判断の根拠にした原文の引用です。確認日は当サイトが原文を照合した日です。

  1. 厚生労働省「保護帽の規格」2026年7月24日確認

    労働安全衛生法にもとづき、飛来・落下物用と墜落制止用の区分で保護帽の規格が定められている
    ↩ 本文へ
  2. 厚生労働省(同上)2026年7月24日確認

    規格に適合した保護帽には型式検定合格標章が表示される仕組みがある
    ↩ 本文へ
  3. 内閣府「広報ぼうさい 特集3 地震に備える」2026年9月1日確認

    近年発生した大きな地震でけがをした人の原因は、約30%から50%が家具類の転倒・落下・移動によるものでした
    ↩ 本文へ
  4. 総務省消防庁「非常用持出品チェックシート」(PDF)2026年8月11日確認

    避難用具のカテゴリには懐中電灯・携帯ラジオ・予備の乾電池・ヘルメット・防災ずきんが挙げられ、懐中電灯はできれば一人に一つ用意したいものとしている
    ↩ 本文へ