マンションの簡易トイレは何日分?排水管の復旧目安から決める
根拠: 内閣府(防災担当)「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン(令和6年12月改定)」(2026年7月24日確認) ほか2件(記事末に一覧)
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先に答え: 一般的な目安は「1人1日5回×3日〜1週間分」ですが、マンションは排水管の破損有無を確認できるまで下の階への逆流を避けるため流せません。下水道機能の応急復旧はおおむね30日を見込む必要があるとされており、マンションでは1週間分では足りない可能性を前提に、まず1週間分、余裕があれば1か月分をめざすのが実務的な答えです。
何日分必要か、結論(先に答え)
| 状況 | 目安の日数 | 理由 |
|---|---|---|
| 最低ライン(戸建て・排水管に異常なし) | 3日分 | 一般的な備蓄の最低目安 |
| 推奨(集合住宅を含む全般) | 1週間分 | 東京都が示す備蓄のおすすめ |
| マンションで排水管の確認が取れていない | 1か月分を目安に計画的に確保 | 下水道の応急復旧はおおむね30日を見込む |
| 在宅避難を継続する予定 | 1週間分から始め、ローリングで買い足す | 使用回数は1人1日5回が基準 |
回数の計算式は「1日5回×人数×日数」です。4人家族で1週間分なら140回分、1か月分なら600回分が目安になります。いきなり600回分を買う必要はなく、まず1週間分(140回分)を確保し、そこから先は無理のない範囲で買い足していく方法が現実的です。
おすすめの簡易トイレ
マンションでの在宅避難は長期化する可能性があるため、回数の多いタイプを1つ確保しておくと、点検や買い足しの手間を減らせます。
日数を決めるポイント3つ
1. 回数の基準は1人1日5回
内閣府の避難所トイレのガイドラインでは、トイレの平均的な使用回数を1日5回としています。この回数を人数と日数にかけ合わせることで、必要な簡易トイレの個数を計算できます。
根拠: 内閣府(防災担当)「避難所におけるトイレの確保・管理ガイドライン(令和6年12月改定)」(「トイレの平均的な使用回数は1日5回」)
2. マンションは排水管の確認が取れるまで流さない
マンションなどの集合住宅では、配管が破損していると下水が詰まって汚水が逆流したり、破損した箇所から噴出したりすることがあります。特に集合住宅では、自分の部屋の配管に異常がなくても、下の階の部屋へ汚水が逆流するおそれがあるため、排水管の安全が確認できるまでは水洗トイレを使わない判断が必要になります。
根拠: 東京都下水道局「災害時のトイレ対策について」(「特に集合住宅の場合は、下の階のお宅へ汚水が逆流する場合があります」)
3. 下水道の応急復旧はおおむね30日を見込む
下水道の機能が代替手段や応急復旧によって暫定的に確保されるまでの期間は、おおむね30日間を基本とされています。本復旧はさらに先になることもあるため、マンションで在宅避難を続ける場合、簡易トイレの備蓄は1週間分では足りなくなる前提で計画しておく必要があります。
根拠: 国土交通省都市・地域整備局下水道部「下水道BCP策定マニュアル(地震編)〜第1版〜(平成21年11月)」(「代替手段や応急復旧により暫定的に下水道機能が確保されるまでの期間(概ね30日間)を基本とする」)
よくある質問
Q. 排水管に異常がなければ流していいですか 管理組合や自治体から使用可能の案内が出るまでは、異常がなさそうに見えても水洗を控えるのが安全です。判断の流れはマンションの排水管とトイレ再開の判断で解説しています。
Q. 簡易トイレの回数分はどう数えればいいですか 「1日5回×人数×日数」の式で計算します。必要な個数の考え方は簡易トイレは何個必要?にまとめています。
Q. 一戸建てでも同じ考え方でいいですか 一戸建てでも敷地内の排水管が損傷することはあるため、基本的な考え方は同じです。ただし集合住宅ほど「下の階への逆流」という他人への影響を考える必要はありません。
まとめ
- 一般的な目安は1人1日5回×3日〜1週間分
- マンションは排水管の破損が確認できるまで下の階への逆流を避けるため流せない
- 下水道機能の応急復旧はおおむね30日を見込む必要があり、1週間分では足りない可能性がある
- まず1週間分を確保し、マンションでは1か月分を目標にローリングで買い足す
トイレ以外の備蓄も含めた在宅避難のマンション対策全体はマンションの防災対策、簡易トイレの凝固剤の選び方は簡易トイレのおすすめを参照してください。