トイレ

簡易トイレを子どもが使えるようにする|平時にやっておく練習の手順

根拠: 東京都「東京くらし防災(38ページ)」(2026年8月3日確認) ほか1件(記事末に一覧)

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買って置くところで止まっている

簡易トイレは、備蓄リストに従って買った時点で対策が終わったように見えます。しかし子どもがいる家庭では、そこからもう一段あります。

東京都は、備蓄品の扱いについてこう呼びかけています。1

大人であれば、袋の説明を読めばその場で使えます。子どもは違います。便器の形が変わり、水が流れず、袋の中に用を足すという状況は、経験がなければ受け入れられません。災害当日に初めて向き合わせると、我慢する方を選びます。

我慢が体調に直結する

排泄を我慢すると、水分や食事を控える方向に進みます。これは体調の悪化につながります。2

1日5回という回数は、大人と子どもで大きくは変わりません。子どもが1回も使えないまま数日を過ごすことは、現実的な選択肢になりません。

平時にやる練習の手順

簡易トイレを子どもが使う練習の4手順 家族全員で中身を出して並べ、子どもが便器に袋をかぶせ、実際に1回使い、凝固剤をかけて袋を縛るまでの流れ。 1 家族全員で袋を開ける 中身(便袋・凝固剤・防臭袋)を全部出して並べる 2 設置を子どもにやらせる 便器に袋をかぶせる作業を親がやらず、 子どもの手でやらせる 3 実際に1回使う 練習用に1セットを消費します。「もったいない」と 思うところですが、ここが本番になります 4 凝固剤をかけて縛るところまでやる 固まる様子を見せると、次から抵抗が下がります
家族で開封し、子どもが設置・使用・処理まで練習する

練習は1回で足ります。次の手順で、実際に使うところまでやります。

  1. 家族全員で袋を開ける: 中身(便袋・凝固剤・防臭袋)を全部出して並べる
  2. 設置を子どもにやらせる: 便器に袋をかぶせる作業を親がやらず、子どもの手でやらせる
  3. 実際に1回使う: 練習用に1セットを消費します。「もったいない」と思うところですが、ここが本番になります
  4. 凝固剤をかけて縛るところまでやる: 固まる様子を見せると、次から抵抗が下がります
  5. どこに置くか一緒に決める: 使用済みの袋の置き場所を子どもにも共有します

3を省くと練習になりません。東京都の資料も、実行のところに条件を置いています。3

練習で1セット消費する前提なら、回数の多いセットを選んでおくと躊躇せずに済みます。

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子どもがつまずくところ

練習をすると、子どもによって引っかかる場所が違うことが分かります。

つまずき対処
便座が高くて足が届かない踏み台を用意する。足が浮くと力めません
音や気配が気になる扉を閉める、隣で待つなどのルールを決めておく
流れないことに抵抗がある固まる様子を先に見せる。「流さないトイレ」として名前をつける
袋が動くのが怖い袋を二重にして、外側を便座で挟んで固定する

1つ目の踏み台は、練習しないと気づきません。普段の洋式トイレでは足が届いていても、袋をかぶせると座面がわずかに上がります。

年齢による線引き

避難所に行く場合は、トイレの環境がさらに変わります。個室の仕切りが必要になる場面もあります。

避難所のプライバシー用テント・間仕切り

まとめ

種類の違いは携帯トイレと簡易トイレの違い、必要数は携帯トイレは何回分必要か、臭いの扱いは簡易トイレの臭い対策にまとめています。子ども用の持ち出し袋は子どもに持たせる防災リュックを参照してください。

出典と根拠

本文の番号に対応する出典と、判断の根拠にした原文の引用です。確認日は当サイトが原文を照合した日です。

  1. 東京都「東京くらし防災」(38ページ)2026年8月3日確認

    買って置いておくだけでなく、実際に使ってみましょう
    ↩ 本文へ
  2. 神奈川県「携帯トイレを備蓄しましょう」2026年8月3日確認

    1日の排泄の平均回数は1人5回と言われています。携帯トイレは最低3日分、可能であれば7日分を備蓄しましょう
    ↩ 本文へ
  3. 東京都「東京くらし防災」(38ページ)2026年8月3日確認

    震災が起こることを想定して一度は作り、実際に使ってみましょう
    ↩ 本文へ