持ち出し装備

防災用手袋の選び方|耐切創タイプが必要な理由

根拠: 内閣府「広報ぼうさい 特集3 地震に備える」(2026年9月1日確認) ほか1件(記事末に一覧)

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「軍手があれば十分」ではない理由

防災グッズのリストに手袋が入っていると、家にある軍手を入れておけばいいと考えがちです。しかし地震後に片付けや避難で触れるものは、割れたガラス・折れた金属・崩れた瓦など鋭利なものが多く、一般的な軍手では切れてしまうことがあります。

地震によるけがの原因の多くは「家具の転倒・落下」

内閣府は、地震でけがをした人の原因について具体的な割合を公表しています。1

家具が倒れたり落下したりすると、ガラス製品・食器・家電などが同時に破損し、床に鋭利な破片が散らばります。揺れが収まった後の行動でも、この散乱物に触れる場面は避けられません。2

出口を確保する、家の中を移動する、いずれの行動でも散乱物の上を歩いたり手をついたりする可能性があります。手袋はこの場面のためのけが予防具として位置づけられます。

なお、倒れた家具で扉が開かない・部屋から出られないという状況までを想定するなら、手袋だけでは足りません。こじ開ける道具を家庭に置くかどうかは防災用バールは家庭に必要かで判断材料を整理しています。

耐切創タイプと軍手の違い

種類特徴向く場面
一般的な軍手綿製で通気性はよいが、鋭利なものに弱い土いじりなど日常の軽作業
耐切創手袋特殊繊維でガラス片・金属片による切創を防ぐ設計地震後の片付け、ガラス片が散乱した床の移動
革製手袋耐久性は高いが厚みがあり細かい作業がしにくい瓦礫の運搬など力を使う作業

避難用リュックに入れる1双としては、薄手で装着したまま細かい作業ができる耐切創タイプが扱いやすいバランスです。

探すときの手がかりは、商品説明に耐切創レベルが数値で書かれているかです。「丈夫」「切れにくい」だけの表記では比べようがありません。あわせて、手のひら側にすべり止めがあるかを見ます。割れた食器や瓦を持ち上げる作業では、滑って落とすことが二次的なけがにつながります。

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耐切創手袋 耐切創レベル5 すべり止め加工

こんな人に軍手しか無く、ガラス片の片づけに使ってよいか不安

選ぶ理由耐切創レベルの表示があり、手のひら側にすべり止め。破片をつかむ作業を想定した1双

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耐切創手袋 耐切創レベル5(1双・2双から選べる)

こんな人に家族の人数分をまとめてそろえたい

選ぶ理由同じレベル表示のものを双数で選べる。玄関と車に分けて置く用

家族の人数分をそろえるなら、玄関の持ち出し袋と車に分けて置きます。散乱物に触れる場面は、家の中とは限りません。

選ぶときに確認すること

まとめ

家具の転倒対策は家具の転倒防止、突っ張り棒だけで足りるか、窓ガラスの飛散対策は窓ガラスの飛散防止フィルムは必要か、備え全体の優先順位は防災グッズで本当に必要なものリストを参照してください。

出典と根拠

本文の番号に対応する出典と、判断の根拠にした原文の引用です。確認日は当サイトが原文を照合した日です。

  1. 内閣府「広報ぼうさい 特集3 地震に備える」2026年9月1日確認

    近年発生した大きな地震でけがをした人の原因は、約30%から50%が家具類の転倒・落下・移動によるものでした
    ↩ 本文へ
  2. 総務省消防庁「地震に自信を―あなたを守る次の行動」2026年7月24日確認

    揺れがおさまったら出口を確保するために扉を開け、あわてて外に飛び出さない
    ↩ 本文へ