家族構成別

防災セットの4人家族向けの選び方|市販セットの組み合わせ方と必要量の目安

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結論:「4人用セット」は探さず、組み合わせで考える

防災セットを探すと1人用・2人用ばかりで、4人家族にちょうどいい「4人用」はほとんど見つかりません。これは各社が最初から4人分をひとつのリュックに詰め込む設計をしていないためです。1つの大型リュックに家族全員分を詰めると、避難時に持ち出せる人が1人しかいない場合に全員分が動かせなくなるという弱点もあります。4人家族は、1人用・2人用の市販セットを人数分組み合わせるという発想に切り替えると選びやすくなります。

4人家族に必要な量の目安(公的ガイドラインより)

セットを組み合わせる前に、まず「何日分・どれくらいの量が要るか」を公的な目安で確認しておきます。

項目3日分(4人)7日分(4人)出典
飲料水36L84L内閣府
携帯トイレ60回分140回分内閣府
食料最低3日分できれば7日分農林水産省

出典:

市販の防災セットに入っているのは、このうち持ち出し初日〜数日分の最低限だけです。水と食料の大半、トイレの7日分などは自宅の備蓄で別途カバーする前提だと考えてください。自宅備蓄側の計算は水の備蓄は何リットル必要?簡易トイレは何回分必要?で人数別に出せます。

1人が背負える重さも先に確認しておく

セットを4人分・2人分×2と増やしていくと、今度は「誰が何を背負うか」の配分で失敗しやすくなります。年齢や体力によって無理なく背負える重さには差があるため、数値の目安を探すよりも先に、購入後に実際の重さで背負って数分歩いてみることをおすすめします。特に子どもや高齢者が含まれる家庭では、大人2人に重い荷物を集中させ、身軽に動ける大人を1人残しておくといった配分を、家族で一度話し合っておくと安心です。

4人家族の組み合わせ方:3つの選択肢

選択肢A:1人用セットを4つ揃える

同じ中身のセットを4つ用意する方法です。1人1つのリュックになるため、家族がバラバラになった場合でも各自が最低限を持てるのが利点です。子どもも自分の分を自分で持てる年齢なら、この方式が管理しやすくなります。

HIH 防災セット 1人用(ハザードリュック36点)

福島県の企業が開発した、標準的な構成の1人用セットです。価格帯は1万円台です(2026年7月23日時点)。

選択肢B:2人用セットを2つ揃える

大人2人+子ども2人など、2組のペアに分ける方法です。ラジオやランタンなど共用品が1つで済む分、1人用を4つ買うより中身の重複を抑えやすくなります。

防災セット SHELTER プレミアム 2人用(防災士監修)

防災士と災害備蓄管理士が監修し、期限管理アプリが付いたセットです。価格帯は2万円台です(2026年7月23日時点)。これを2つ用意し、例えば「親+乳幼児」「親+小学生以上の子ども」のように分けると、体力差に合わせた重さの調整もしやすくなります。

選択肢C:大容量の空リュックに自分で中身を選んで詰める

市販セットを使わず、大容量のリュックだけを買い、中身は自宅にあるものや個別に買い足したもので構成する方法です。在宅避難を基本にしつつ、必要なものだけを自分の判断で持ち出し袋に移す家庭に向きます。

DITRAIL 防災リュック 大容量(単品)

中身が入っていない、リュック単体の商品です。価格帯は5千円台です(2026年7月23日時点)。

こういう選び方は失敗しやすい

買った後にやる2つのこと

  1. 家族で「誰がどのリュックを持つか」を決めておく: 選択肢AやBで数が増えるほど、当日に迷わないよう事前に割り振っておく
  2. 中身を一度全部出して、家族の必需品(常用薬・メガネ・モバイルバッテリー・子どものおむつなど)を足す

まとめ

4人家族にちょうどいい「4人用セット」を探すのではなく、1人用×4・2人用×2・空リュック+自作のいずれかに組み替えて考えると選びやすくなります。まずは防災グッズで本当に必要なものリストで水・トイレ・食料の全体量を確認し、防災セットのおすすめ比較で個々のセットの中身を見比べたうえで、家族の組み合わせ方を決めてください。