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「いらない」のではなく「向き不向きがある」
市販の防災セットについて、中身をよく見ずに「割高なのでは」「自分で揃えたほうが安い」と感じる人もいます。結論としては、市販セットが不要という話ではなく、自分で揃えることに向いている人と、市販セットに向いている人がいるというのが実際のところです。この記事では判断の軸を整理します。
まず揃えるべき項目の土台を確認する
自分で揃える場合も市販セットを使う場合も、最低限カバーすべき項目は公的な持ち出し品リストが土台になります。12
自分で揃える場合は、このカテゴリのどれかが抜け落ちていないかを最後にチェックする必要があります。
自分で揃えるのに向いている人
- 何を持つべきかすでに把握していて、選ぶ作業自体が苦にならない人
- 家族構成が特殊(赤ちゃん・ペット・アレルギーなど)で、市販セットの中身をそのまま使えない人
- すでに家にある道具(懐中電灯・カセットコンロなど)を組み合わせて重複を避けたい人
自分で揃える場合は、水・食料・トイレなど数量が絡む項目を先に計算しておくと、買い忘れや量の過不足を防ぎやすくなります。
リュック単体を買って中身を自分で選ぶという選択肢もあります。
市販セットに向いている人
- 何から手をつけていいか分からず、まず一式揃えて安心したい人
- 選ぶ時間を取れない人(共働き・子育て中など)
- 防災士監修など、専門家のチェックが入った構成を優先したい人
市販セットのブランド・点数ごとの比較は別記事で解説しています。
→ 防災セットのおすすめ比較|1人用・2人用の選び方と中身の見極め方
現実的なのは「セットを土台にして自分で足す」
多くの家庭にとって現実的なのは、二択のどちらかに全振りすることではなく、市販セットを土台にして家族の必需品(常用薬・メガネ・モバイルバッテリーなど)を自分で足す方法です。最小構成の考え方は別記事で解説しています。
→ 防災リュックの中身リスト|必要十分に絞る最小構成の作り方
リュック単品を買って自分で詰めるか、防災士監修の市販セットを土台にするかで、最初にかかる手間の量が変わります。中身を細かく調整したいなら単品、過不足なく一通り揃えたいならセットが向きます。
こんな人に何を揃えればいいか分からず、最初の1セットを決めきれない
選ぶ理由36点が最初から入った1人用。福島県企業の開発で、まず1人分を確保する入口向け
こんな人に女性や一人暮らしで、寝具まで含めた持ち出しセットが欲しい
選ぶ理由シュラフ付き47点の1人用。防災士店長が中身を組んだ寒さ対策込みのセット
まとめ
- 市販セットが不要なのではなく、家族構成や使える時間によって向き不向きがある
- どちらを選ぶ場合も、公的な持ち出し品リストのカテゴリが抜けていないか最後に確認する
- 現実的な落としどころは「セットを土台に自分で足す」方法
備え全体の優先順位は防災グッズで本当に必要なものリストを参照してください。
出典と根拠
本文の番号に対応する出典と、判断の根拠にした原文の引用です。確認日は当サイトが原文を照合した日です。
総務省消防庁「非常用持出品チェックシート」2026年8月11日確認
↩ 本文へ非常用持出品は貴重品類・避難用具・生活用品・救急用具・非常食品・衣料品・感染症対策物品・その他の8カテゴリで構成されている
内閣府「広報ぼうさい 特集3 地震に備える」2026年9月1日確認
↩ 本文へ非常持ち出し品として飲料水・食料、貴重品、救急用品、懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池などを準備しておく