台風への備えリスト|直前でも間に合うことと、事前にしか準備できないこと
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台風の備えは「間に合うもの」と「間に合わないもの」がある
台風は地震と違って接近が数日前から分かる災害です。そのぶん直前にできることは多いのですが、逆に「今から買っても間に合わない」ものもあります。この記事では、備えを直前でも間に合うものと事前にしか準備できないものに分けて整理します。
直前(接近が分かってから)でも間に合うこと
気象庁は、家の外の備えを「大雨が降る前、風が強くなる前に済ませる」よう案内しています。具体的には次の3つです。
- 側溝・排水口の掃除(水はけを良くしておく)
- 飛ばされそうな物の固定・屋内への格納(植木鉢、物干し竿、ゴミ箱など)
- 窓・雨戸の施錠と補強
出典:
- 家の外の備えのタイミングと内容: 気象庁「自分で行う災害への備え」(「窓や雨戸はしっかりとカギをかけ、必要に応じて補強する」「風で飛ばされそうな物は飛ばないよう固定したり、家の中へ格納する」「側溝や排水口は掃除して水はけを良くしておく」と記載)
あわせて東京消防庁は、断水と停電の両方を想定した準備を挙げています。
- 断水・停電への備え: 東京消防庁「台風・大雨に備えよう」(「断水に備えて飲料水を確保するほか、浴槽に水を張るなどして生活用水を確保する」「懐中電灯、携帯用ラジオ(乾電池)、救急薬品、衣類、非常用食品、携帯ボンベ式コンロ、貴重品など」)
つまり直前にやることは、浴槽に水を張る・飲料水を買い足す・ライトと電池を出しておく・スマホとモバイルバッテリーを満充電にするまで含みます。
避難の判断は「警戒レベル」で決める
雨風が強まってから避難先を考えるのは危険です。警戒レベルごとの行動は国が定義しています。
| レベル | 取るべき行動 |
|---|---|
| 1 | 最新の防災気象情報を確認し、心構えを高める |
| 2 | ハザードマップで危険区域・避難場所・避難経路を再確認する |
| 3 | 高齢者・障がいのある方などは危険な場所から避難する |
| 4 | 対象地域の人は全員、危険な場所から避難する |
| 5 | 直ちに命を守る行動をとる(すでに災害が発生または切迫) |
レベル2の段階でハザードマップを見る、というのが公式の想定です。避難先の確認は「まだ風雨が弱いうち」の作業だと考えてください。
事前にしか準備できないこと
- 飲料水・食料の備蓄: 内閣府は「最低3日間、できれば一週間過ごせるよう、飲料水(一人1日3リットル)、食料等を備蓄」としています(内閣府「自然災害への備えは万全ですか?チェックしてみよう!」)。接近が報じられてからでは店頭の水が品薄になりがちです
- 窓ガラスの飛散防止フィルム: 気象庁のページでも屋内側の対策として挙げられています。施工に時間がかかるため直前では間に合いません
- 停電時の明かり: 懐中電灯・LEDランタンと乾電池。停電してから探すと見つかりません
- 簡易トイレ: 断水や下水道の被害に備えるもの。必要数の計算は簡易トイレは何回分必要?家族人数別の計算と選び方で解説しています
直前に手に入りやすい補助アイテム
窓に養生テープを×印に貼る方法は広く知られていますが、公的機関が窓ガラス対策として挙げているのは飛散防止フィルムで、養生テープをその代替と考えるのは避けてください。あくまで家具の固定や、割れたガラスの応急処置、段ボールでの目張りなど、直前の補助作業に使える資材として持っておくと役立ちます。
停電に備えて充電しておく機器も、家族の人数分あるかを確認しておきます。価格帯はモバイルバッテリーが1,000〜3,000円台、電池式ランタンが1,000〜3,000円台、折りたたみ給水タンクが1,000〜3,000円台が中心です(2026年7月23日時点)。
まとめ
- 直前にできるのは「排水口の掃除・飛散物の格納・窓の施錠・浴槽に水・満充電」
- 避難先の確認は警戒レベル2の段階、つまり風雨が強まる前に済ませる
- 水・食料・ライト・簡易トイレは事前にしか間に合わない
何から揃えるか迷っている場合は、防災グッズで本当に必要なものリストで優先順位を確認してから買い足してください。